た~とるの株式投資ライフ

「配当>生活費」達成済 / 株式投資・資産運用の思考整理と備忘録

四季報通読から銘柄選択までの手順②

こんにちは、サラリーマン投資家のた~とるです。

前回、四季報通読の手順(筆者の場合の例)について書きました。

investsnowball.hatenablog.com

今回は、その続きで、四季報を見るときのポイントごとの具体例を参考にご紹介します。今回は、財務指標について書きます。

財務の重要性

四季報の中では、まずは安全性の確認のため、企業の財務情報を見ます。

 

当たり前ですが、会社の財務は「悪い」よりは「良い」方が安全です。借り入れで事業拡大に成功している企業ももちろんあるのですが、単に負債の返済が追い付かない火の車状態になっている企業も多いです。

大手企業でCMもバンバン流しているような会社でも、有利子負債が純利益の10年分くらいあるような会社もあります。すべての利益を有利子負債の返済に充てても、10年かからないと全部返済できない状態です。なんか怖いですよね。

 

家計も同じですよね。収入の大半をローンの金利返済に回す状況であれば、生活がかなり圧迫されてしまいます。

 

以下では、四季報の財務情報で僕が見ているポイントを書きます。

 

自己資本比率

50%を超えていたら可。できれば60%以上としています。

48%ならどうなの、と言われると答えにつまりますね…

まあ基本的には高めの方が安心できます。

90%近いなどあまりに高い場合は、利益をため込む体質で株主還元が弱い場合もあるので注意しています。ただし、そういう銘柄は余裕資金を潤沢に持っているので、カタリスト(増配など)があれば株価が上がりやすいです。

 

それから、銀行業や保険業、リース業などの場合は1桁台が普通ですので、別の指標で判断します。例えば、保険業の場合は支払余力比率を見るなどして、財務上の安全性を確認しています。

 

利益剰余金

事業規模や時価に対して潤沢か。とりあえず多ければいいっていうくらいの感覚で見ています。高すぎても株主還元ができていないだけのこともありますので。

会社の規模や時価に対して利益剰余金が少なすぎる場合は、大体は財務や利益水準も悪いことが多いです。

注意したいのは、たまに見かける利益剰余金がマイナスの銘柄です。倒産可能性があるのでそのような銘柄は買いません。

 

有利子負債

有利子負債がある場合、純利益×3年分程度までなら財務の安全性は高いと考えています。無借金なら◎

いわゆるバフェット本では、ウォーレン・バフェットの投資基準として、有利子負債の許容範囲が「純利益×3~4年分」となっていた記憶があります。純利益が300億円なら、有利子負債が1000億程度までなら許容範囲というイメージです。

 

有利子負債から手元の現金同等物を差し引く「純有利子負債」が利益の何年分かで判断する手もあります。しかし、この方法だと、要件的にかなり緩い判断になるので、僕は有利子負債/純利益の倍率では判断していません。

 

それと、僕の持論なんですが、優良企業は基本的に有利子負債が少ないと考えています。優良な事業を行っていれば、借金をせずとも事業を回していけます。もちろん、借入で事業を拡大していける創造力のある企業なら別ですが、そういう優良企業はなかなか見つかりません。あるにはあると思いますが既に株価が割高なケースがほとんどだと思います。

 

有利子負債が巨額の企業は、何年、何十年と事業の不振が続いて、負債を積み上げた結果そうなったのであって、そもそもの事業に問題を抱えているケースが多いです。

ですので投資対象の負債は少ない方がいいでしょう。

家計でも一緒だと思います。借り入れは少ないほうが落ち着きますね。

 

基本的に有利子負債は少ない方がいいですが、中には「有利子負債が純利益の5年分とやや多めだが超割安な株」といったような、投資判断に迷う状況の銘柄もあります。結構たくさんあります。ここのバランスを見極めるのは難しいですが、僕は安全重視で、財務優良であることを選好しています。

 

まとめ

財務の情報では上記のような内容を見ています。ほかに、DEレシオなどの指標もあるのですが、自己資本比率などを見れば、財務上の安全性という面ではおおよそ似たような判断になります。あまりたくさんの指標を気にしすぎないようにしています。

 

ここで銘柄を絞りすぎると、「財務は悪いが超割安の株」を逃す可能性もあるので、やりすぎは良くないかもしれません。しかし、僕は基本的に安全重視で見るようにしています。財務が悪いけど株価的に超割安な株は、保有していてもなんとなくストレスになっていることがありました。

 

次回は、「収益」について書きます。

以上、た~とるでした。