投資ではSNSのインフルエンサーの言うことを気にしないように
こんにちは、サラリーマン投資家のた~とるです。
インフルエンサーという言葉がありますね。2010年頃にはすでに存在した言葉のようですが、特にここ5年くらいで言葉も人物も頻繁に目につくようになったイメージがあります。
この言葉自体は「世間や人の思考・行動に大きな影響を与える人物」という意味です。僕の解釈では「セレブのSNS世界版」といった感覚です。
さて、このインフルエンサーですが、ファッションやスポーツや芸能の世界だけでなく、投資の世界にも存在しています。
この投資インフルエンサー、2タイプがいるように見受けられます。
①SNS全盛より以前から投資情報を発信していて投資実績にも優れたベテランの方
②YOUTUBEなどの広告収入のため集客目的にSNSを使ってアピールしている方
このインフルエンサーによる投資情報は、正直、①②の両方とも気にしないほうがいいと思っています。
まず①のベテランの方ですが、もちろん常日頃から有益な情報を発信している方もいらっしゃいます。一方、「今日の昼食」とか「ニュースのリンクを張るだけ」といった方もいらっしゃいます。自己紹介欄は投資家だけど、投資の話はほとんどしてない…
たぶん、アカウント名をマスキングすれば、投資家とは分からないと思います。
①の方には、本来確立してきた投資法があると思われますが、投資に関しては、「今日の平均株価を呟くだけ」などの誰でもできる情報発信で終わったりしています。
SNSでは彼ら彼女らの本質は見えないと思います。例えばツイッターならば本来がそういう使い方をするものなので、使い方は何も誤ってはいません。
しかし、情報収集という観点で見るならば、役に立つかは疑問です。あくまでエンタメと割り切った方がいいのではないかと。
次に②の方ですが、ほぼ投資実績の無い方がいらっしゃいます。また、経験も浅い人が多いです。言っていることがめちゃくちゃだったり、買い煽りや売り煽りも目立ちます。エンタメとして見るにはいいかもしれませんが、そもそもSNSは中毒性が高いです。正しい情報も、興味深い内容も当然たくさん発信されていますが、一方では荒唐無稽な内容が書かれているケースもあり、投資判断を誤る原因になりかねません。
彼ら彼女らの発言に対して「イナゴ投資」する手法もなくはないです。ただ、市況が悪くなるとアカウントを消して姿をくらますとかで終わるような気がしてなりません。
そうなったときに誰も助けてはくれませんので、やはり投資は自分で考えて行うのが一番です。
なぜこんなことを書いたかというと、興味本位で見ていた投資・経済系のツイッターの内容がいまいちだったから。SNSって「何を言ったか」より「誰が言ったか」が重視されてないでしょうか。内容自体はそれほど見られていないのでは?
その「誰」にあたるフォロワーの多い人達のツイートの内容が、煽りと食事と今日の日経平均の変動額で占められていたので、「ああ、これはエンタメなんだな」と思った次第です。
なお、SNSでは日常のつぶやきだけであっても、ブログでは有益な情報を発信している方が多い印象です。情報収集はSNSよりも、ブログの方がいいような気がしてなりません。