1年前の四季報と今回号の比較と雑感
こんにちは、サラリーマン投資家のた~とるです。
先週、会社四季報夏号を読み終わりました。
その後、付箋を貼った約170の銘柄から、さらに絞り込みを行いました。
絞り込みで残った銘柄は、過去10年分程度のデータを調べて、自分なりの理論株価を算出し、ポートフォリオに組み込むための優劣の判定まで終了しました。
個人的な備忘録として、1年前の四季報読了後にまとめていたデータとの比較を記しておきます。
以下、全て四季報夏号同士での比較です。
2021年夏号 → 2022年夏号
調査銘柄数
67社 → 96社
※付箋を貼った企業の中から絞り込んだ後の、過去データまで調査対象とした会社数
以下、過去データまで調べた96社分の平均値のデータとして記載しています。
CAPEレシオ
9.4 → 9.0
※「現在の株価に対する過去10年平均EPSから見た倍率」として算出しています。厳密なCAPEレシオの意味合いとは異なっています。あくまで自己流のアレンジです
3.42% → 3.8%
※増配傾向の企業が多いです
※調査企業には組み込んでいませんが、四季報全体の中では「今後数年の配当性向100%」という企業もちらほら見受けられました。株主還元自体は良い方向性だと思います。不要な内部留保を増やすのではなく、社員の給料や配当での株主還元など、世の中の経済が回るような資本政策をとっている企業を応援したいです。
EV/EBITDA倍率
1.87 → 2.2
※パンローリングの投資本の中で、EV/EBITDA倍率が最も有効としている書籍があり、一定の納得性がありましたので、この指標も参考にしています。
数値的には、2倍程度なら超割安のはずなんですが、株価に反映されるにはカタリストが必要かなと思っています。
PER×PBR(ミックス係数)
5.23 → 5.41
※バフェットの師匠、ベンジャミン・グレアムが提唱した指標です。グレアムはこの指標が22.5倍を超えた銘柄は割安ではないとして警告しています。
株価上昇余力
31% → 42%
※自己流で試算した「収益価値+資産価値」での理論株価への上昇余力。
1年前の四季報より、今回の方が理論株価より安い銘柄が多くなりました。
景気循環や輸入コスト、商品価格などのマクロ的要因で収益が大きく変わる可能性もあり、その場合は理論株価にも大きな影響があります。
市場の変動は避けられないため、理論株価より大幅に安く安全域の大きい銘柄への投資を心がけたいです。
さて、計算結果をもとに証券会社のサイトから注文をしようとしたところ、既に四季報の株価から現時点の株価が乖離してしまっている銘柄も多くありました。ここ数日相場全体が上昇傾向だったこともあります。気長に下がるまで待つか、安全域は多少損ないますがすぐに買いに向かうか、毎回決断を迫られるところです。
一旦は、現時点の株価より2~3%安い額で指値を入れ、入れ替え候補の既存の手持ち銘柄は2~3%高値で売り注文をしています。どちらも引っかかってくれればよいですけどね~。
以上、た~とるでした。