た~とるの投資ライフ

「配当>生活費」達成済 / 株式投資・資産運用の思考整理と備忘録

お金は汚いという価値観について

こんにちは、サラリーマン投資家のた~とるです。

日常では、お金の話はタブーであるとか、お金は汚いものと捉える風潮が強いと思います。

ググったところでは、「中高生の約8割がお金を汚いものと考えている」というアンケート結果もあるとか。

うかつにお金の話ができないことは日々感じていて、僕もお金の話をするときは人を選んでいます。

日常ではお金の話はタブー

気の置ける人でも、お金の話をしない方がよい相手というのはいます。

僕の体験では、古い体質の会社に勤めるサラリーマン層が特に危険です。

(僕の勤務先なんかが典型です。)

そこでは「給料以外の収入は悪」という価値観を持ち合わせている人も多く見受けられます。

こと「お金・マネー」の話になると険悪な顔つきになる人はよくいます。

投資などはもってのほかで、僕自身も「株なんかあぶく銭だ」と罵られたことがあります。

お金の話は政治や宗教に近いようなタブー感すらあるように思います。

「じゃあお金稼ぎが悪いなら、どうやって余裕のある暮らしを成り立たせるのか」

ここが気になるところですが、彼ら・彼女らの価値観の中では「親が大きな土地を持っていること(それを相続できること)」で人生が成功するかどうか決まるようです。

お金は汚いけど必要な資産は親ガチャに依存したいということで、価値観の絶対に埋まらない溝があります。

 

僕以外にも、お金は汚いものという価値観に触れたことのある方は多いと思います。

お金の話は相当に空気を読む必要があり、日常では僕も今では気をつけるようにしています。

僕がブログでマネー系の私見を書いているのは、日常でお金の話がなかなかできないということの裏返しでもあります。

 

本当は真剣に向き合いたいお金の話

しかし、本当はお金の話は大事なはずです。

家賃、教育費、保険、趣味、医療など、対象はなんでもいいですが、対価として支払うお金が無いと何も成立しません。

例えばローンの返済など、家族間でお金の話をすると空気が悪くなることもあると思います。

ですが、どちらにしても避けることのできない問題。いずれ対策しないといけません。

一般的には、お金は汚いということもありますが、それ以上にお金のことを考えたくないという思いが強いのかもしれませんね。

 

本当は質素なお金持ち

このお金が汚いという考えは、お金持ちに対する誤ったイメージが先行しすぎていることが原因だと思います。

・金持ちは金が全てと考えている

・手段を選ばず金の亡者のように行動をする

・金を見せびらかすような派手な生活をする。

・人を金儲けの手段に使い馬車馬のように働かせる。自分は左団扇で暮らす。

お金持ちというと、こんなステレオタイプな成金が連想されることが多いのではないでしょうか。

 

しかし、実際のお金持ちは質素な方が多いです。

金に汚いというより、お金に真面目に向き合っているだけです。

お金は持っているけど、お金だけじゃなくて人間関係を大事にしています。

この辺りの一般富裕層の実態については「となりの億万長者」という本に詳しいです。

純資産100万ドル以上のアメリカの一般富裕層の調査から導き出した知見がこれでもかと記載されています。

ここに書かれている金持ち像は、世間が思う金持ちのイメージとは正反対です。

アメリカだけでなく、世界のどこの国の一般富裕層にも当てはまると思います。

 

まずは自分のライフスタイルやマインドを構築すること

お金が汚いという思いは一旦横におきましょう。

自分の感性、大事な人、本当に必要なモノ、そういったところを見極めて、そのためにお金とどう付き合うのかを考えてみたらよいのではないかと。

まずはライフスタイルやマインドの構築が必要。

お金はその目的を達成するための手段です。

 

サラリーマンが仕事で得られるお金は、別に汚くないですよね。

じゃあ経営者なら汚いお金なのかといえば、そうではないと思います。

投資家が得るお金も、別に汚くないでしょう。

お金は労働の成果や成功の対価ということで十分なのではないでしょうか。

自分の感性に沿った暮らしをするためにお金を稼ぐ、それが汚いこととなると何のために仕事や投資をするのか、分からなくなります。

 

派手に遊びまわっている金持ちは一部の人だけです。

大半のお金持ちは質素で倹約家です。

お金が汚いという思いがあるなら、一度お金持ちの実態を知ってみてもよいのではないでしょうか。

そして、もっとフランクにお金について話せる世の中になってほしいと願っています。

 

以上、た~とるでした。