僕のとなりの億万長者
こんにちは、サラリーマン投資家のた~とるです。
以前、「となりの億万長者」という本について触れました。
この本では、いかにも普通な人達が億単位の資産を築き上げていることを、データとともに紹介されています。
さて、僕は先日友人と会いました。
その友人が、推定ですが億の純資産を持っていることが分かりました。
まさに「となりの億万長者」です。
友人が億の純資産を持っていた
ここでは友人を「X君」と呼びます。
X君は大学卒業後、大手メーカーに就職しました。
社員の収入は東証1部上場企業の平均を上回り福利厚生も充実、一方で年功序列の体制で昇進も経験年数で横並びという、典型的な日本の大企業です。
X君は現在は30代です。外食が好きだったり、たまに旅行に行きますが、特別に散財することはありません。
どちらかと言えば、節約家・倹約家の部類には入ります。
X君は、今から6年ほど前に投資を始めました。
メインはアメリカ株のインデックスで、他の資産にも多少の投資をしていたようです。
このX君、証券や貯金などの純資産を5,000万円保有しています。
そして奥さんも純資産が5,000万円あります。
奥さんもX君同様に、それほど派手な金遣いはしていないようです。
そしてX君よりも早く株式投資を始めたようです。この方は個別株も扱っています。
X君の世帯では、X君と奥さんの資産を足すと1億円に到達します。
富裕層・億万長者の定義としては純資産1億円とされることが多いです。
X君はとなりの億万長者だったんです。
資産運用している人は下図を見たことがあると思います。
この図は野村総研の表を引用させてもらいました。
純資産1億円以上の世帯の割合は、国内の全世帯のうち、およそ2%といったところです。
また、この表とは別ですが、億の純資産がある世帯のうち30代が占める割合は10%程度です。
つまり、X君の世帯は30代の中では上位0.2%に入るお金持ちなんですね。
X君はなぜ億万長者になれたのか
X君に世代上位0.2%に入る収入があるかというと、そうではありません。
X君世帯は確かに可処分所得は世間標準より高い方ですが、特別な職についているわけではありません。普通のサラリーマンです。
また、特別な利殖の天才だったのかというと、決してそうではありません。
夫妻ともに、運用期間の総リターンでそれぞれプラス100%を超えていますが、彼らは運用だけでお金を10倍や20倍に増やしたわけではありません。
では、どのようにしてX君が億を達成できたのか。
X君が資産運用で行ったこと、それは「まずまずの給料をもらい、支出はほどほどにし、残ったお金を運用で増やした」ただそれだけです。
以前にも同様のことを書いていますが、資産運用は「収入ー支出」×「運用」となります。
X君世帯が億に到達した軌跡はそれほど難解ではありません。
・働きながら、夫妻それぞれが年150~200万程度を貯めていた
・生活にすぐ必要でないお金は、株式などの投資に振り向けた
投資を始めた時期はそれぞれ違えど、余裕資金を投資したという点では同じ
・収入-支出をほどほどにし、残りを運用する。それを繰り返した
・結果、それぞれが個人で5,000万円まで資産を増やした
※世帯合計で純資産が億に到達
繰り返しになりますが、X君は節約家ですが外食や旅行にはそこそこお金はかけています。極限まで生活費を切り詰めているわけではありません。
X君と奥さんは、「収入ー支出」の額を無理のない範囲で高め、それを資産運用でブーストしています。その運用リターンも常識の範囲内です。
共働きで1人当たり年150万円以上を貯金することは多少難しいことかもしれません。しかし、貯金や投資などの全体的なプロセスで言えば、彼らがやっていることはそんなに難しいことではありません。
資産運用に消極的な人の多い僕の友人の中ですら、X君のような億達成世帯が存在しています。もしかしたら、僕らの身の回りの意外な所に「となりの億万長者」がいるかもしれませんね。
以上、た~とるでした。