た~とるの投資ライフ

「配当>生活費」達成済 / 株式投資・資産運用の思考整理と備忘録

サラリーマンという病①


こんにちは、サラリーマン投資家のた~とるです。

 

朝は出勤の用意をしながらニュースを見ることが多いです。

もう1月以上前ですが、ニュースの中で改めて気づきとなることがあったので、書き記しておこうと思います。

ちなみに件のニュースは「2022年8月17日 NHK おはよう日本 どうなる? (物価高 賃金 日本経済の今後は)」です。

このニュースですが、「物価高だけど賃金が上がらない。どうしましょ?」ということで、経済系識者2名の見解を聞く企画となっています。識者のうちの1人はSNSフォロワー数十万人の有名な方で、SNSをほとんど見ない僕でも知っている方でした。

 

さて、識者の賃金増に向けた見解については、結論は大方の予想通りかと思います。

年功序列・終身雇用がもう時代遅れでキツくなっている。雇う側も雇われる側も、仕事の対価である賃金は能力や仕事の成果に合ったものであるという認識が必要。その認識のもとに、実力に見合った給料を提供したり受けられたりできるよう雇用の流動性を高めることが必要」ということです。

 

見ながら改めて働き方やキャリアのことを考えました。そして雇用の流動性を阻む年功序列・終身雇用というものがサラリーマンにとっての病であると感じてしまいました。

 

ブログの中で何度か同じ趣旨のことを書いているんですが、僕は年功序列・終身雇用が苦手です。

長く在籍しているだけ、年をとってるだけ、そういった仕事の成果と関係ない要素で給料だけ高い人を大量に見てきました。

年上ヒラ社員の方々は、入社2~3年目のヒラと同程度の仕事内容で、給料は倍以上もらっています。少々のミスでは叱責すらありません。代わりに年下の上司が顧客や上席に謝って終わりです。高齢ヒラの方々は管理職ではないので責任がありません。大きな犯罪でもしなければクビにもなりません。給料は若手管理職より高齢ヒラの方が高いです。

 

一応、勤務先の会社には昇進試験がありますが、受けたいという人は少数派です。昇進したくないと公言し続ける人も多いです。

なぜなら、昇進すると仕事と責任の量は桁違いに増えるけど、給料は上がらないから。

当たり前すぎる話ですよね。普通に考えるとなんのインセンティブも無いので、進んで多くの仕事と責任を負うのは馬鹿馬鹿しい話です。メリット無しに責任だけ背負い込んでもしんどいだけ。なので昇進試験を断る人が大勢います。若い人が出世をしたくないということをよく聞きますが、当然の話です。

 

一部の社員が、サラリーマン独特の使命感でバリバリ働いたり管理職を引き受けたりしていて、会社を引っ張っていますが、しんどいしんどいと言いながら働いています。もうここまでくるとコントかと思えてしまいます。言ってる僕も部下持ちの身で、馬鹿馬鹿しい働き方をしている部類に入るのだと思います。

仕事を通じて会社や社会に貢献し、能力に応じて給料をもらい、幾ばくかの自尊心を満たしながら働くことができればいいのですが、なかなか難しい状況です。

サラリーマンであること自体がもはや病なのではないかと思ってしまいます。

 

続きます。