た~とるの投資ライフ

「配当>生活費」達成済 / 株式投資・資産運用の思考整理と備忘録

サラリーマンという病④/早期退職と人間関係

こんにちは、サラリーマン投資家のた~とるです。

サラリーマンとしての虚しさを病と称して書いています。

第4回です。

以前から書いているように、僕の勤務先は閉塞感が強く、生活の糧を得るためになんとなく日々を過ごすための場となってしまっています。

しかし、ブラック企業というほど環境が酷い状況でもありません。

パワハラで殴られたりはしませんし(昔はあったらしいですが…)、上司に逆らっても報復人事などは滅多にありません。ブラックすぎて社員が大量退職するようなこともありません。

ですので、多くの社員は、別のキャリアを探して失敗するリスクは負わず、諦めの気持ちを抱えながら働き続けることを選択します。会社に上手く手綱を握られているとも言えます。定年まで働く方がメリットのあるような昇給カーブや福利厚生があるので、人生設計をコントロールされています。

そして会社全体で現状維持の空気感が醸成されていくわけです。

転職して中途入社してくる人もいますが、前職ほどのブラックでは無いとのことで、文句はいいつつも居着いてしまうケースが多いです。

(というか、ブラック企業ってマジで世の中の癌ですね。)

 

ところが最近では、定年までまだまだ時間のある30代や40代の退職が以前より目立ってきました。20代では入社後に早期に見切りをつけて退職というケースは昔からあったのですが、今は30代40代の退職者もぽつぽつ出てきている状況です。

会社に頼らなくてやっていけると判断した人の中に早期退職する人が出てきているようです。家業を継いだり、株や不動産投資をしていたり、仕事外の副業で稼いでいたり、といった話を聞きます。僕の会社は副業禁止ですが、良いか悪いかは別として、黙ってやって儲けている人もいるようです。稼ぎ方はそれぞれですが、早期退職者に共通するのは組織への見切りです。

 

一方で、僕ら在籍社員の間では退職した人の話題が出ることはほとんどありません。早期か定年かに関わらず、辞めた瞬間から付き合いが切れてしまうんですよね。人間関係が会社という枠を超えることができません。

退職後に付き合いのできる仲間を職場で作れない、また、作ってはいけないような空気感があります。チームワークを大事にというフレーズを会社ではよく聞きます。しかしあくまで会社にいるときだけの話で、本当の意味での人付き合いは妙にドライです。定年退職した人なんて次の日から忘れられておしまいです。

 

会社を辞めたらただの人とか、何もすることがないとか、定年退職の場合にはよく聞きます。会社での肩書や人間関係が切れたら何も残らないと。替えの利く会社の歯車になっていただけなんだと。何も残らないように感じますし、とても虚しいことのように思えてなりません。

 

僕はFIREするまでに、今後も付き合いのできる人を会社内にこっそり作っていくことを目論んでいます。組織への諦めはたぶん治らないでしょうが、退職と同時に会社内の友人との縁を切るのもどうかと思っています。

めんどくさい上司や嫌な人はともかく、尊敬できる同僚や先輩後輩なら、会社の在籍の有無を気にせずに友人関係を続けていきたいものです。

「同じ会社」という枠にとらわれすぎることなく、今後の人間関係を築けるように、ちょっとチャレンジしてみようと思っています。上手くいくかは分かりませんが…

 

続きます。