筆者の投資失敗談5選/運とホールド
こんにちは、サラリーマン投資家のた~とるです。
今年で投資歴15年目となりますが、過去にいろんな投資の失敗をしてきました。
反省と自戒をこめて、主な投資失敗談を5回に分けて書き残しています。
最終回の第5回目です。
今回は、気絶してホールドしていれば…という株について書きます。
前回、利食いの大切さを痛感する失敗談を書いたところで、若干相反する内容ですが…
どちらにも共通するのは、株の売り時を判断するのは本当に難しいということです。
さて、僕はこれまでいろんな銘柄を売買してきましたが、「気絶してれば良かった…」という唯一無二の株があります。
GAMESTOPというアメリカのゲーム小売りチェーンの株です。
知ってる人は知ってるかもしれません。2021年初頭に話題となったアメリカ株です。
GAMESTOP株、何がどうだったかというと、以下のチャートと解説を見るのが手っ取り早いと思います。
GameStop株急騰はなぜ起こった? 3分解説&扇動した赤ハチマキ男の正体 | ギズモード・ジャパン
2021年1月だけで株価が前年比の数十倍にまで暴騰しています。
この一件、ものすごく平たく言うと「大勢の個人投資家 対 空売りファンド」の仕手戦です。
詳細は「GAMESTOP 詳しく/なぜ」とかでググってみてください。
僕はニュースに興味が無いタイプなのですが、GAMESTOP界隈の株ニュースを見たときはビビりました。
値動きだけでもとんでもないことになっている上、個人が結束して強者を倒すという、社会的ムーブメントの様相にすらなっていました。
実は、僕は2018年にGAMESTOP株を2670株購入していました。
アメリカ株二季報読了後「業績回復株としていけるんじゃね」なんて思い購入したんです。
購入平均額は15.55ドル(現在は1/4に株式分割されているようです)
当時のレートで日本円にすると470万円超の額でした。
買った後にずるずると下がり続け、リバウンドして株価が戻ったところで全売却しました。
失敗した投資だったなーと思っていました。
そして、売ってから数か月後に件の暴騰を知ったわけです。
気絶してホールドしていれば、ピーク時には約1.5億円の儲けが出ていました。
僕にとっては生涯労働賃金の半分くらいの額が利益逸失となったわけです。
ではここで、何か反省と対策があるのかと言われれば、実際のところ何もありません。
これは100%運に左右される出来事で、対策は不可能です。
投資をしているとファンダメンタルを完全無視した値動きに遭遇することがあります。
その仕手やらバブルやらがいつ起こるかは、全く分かりません。
暴騰と暴落に踊らされ、その渦中で大儲けする人と大損する人がでてきます。
個人的な感覚としては、儲け側に回るにはただただ運が必要です。
僕はたまたま勝ち側の手札を持っていましたが、このバブルには乗れませんでした。
たぶん、今後の投資人生で同じようなチャンスは二度と無いでしょう。
そもそも、これをチャンスと言えるのは事後だけです。事前に分かれば苦労はしません。
対策はできない。いつ起こるかも分からない。
こんなものに期待するのは投機です。
投機に期待せず、日々できる投資手法を磨いていく方が賢明だということを肝に銘じ、自戒にしたいと思います。
以上、た~とるでした。