た~とるの投資ライフ

「配当>生活費」達成済 / 株式投資・資産運用の思考整理と備忘録

資産形成で一番大事なのは支出の抑制

こんにちは、サラリーマン投資家のた~とるです。

タイトルのとおり、僕は資産形成で一番大事なのは支出の抑制だと考えています。

普段から意識しておきたいところです。

資産形成でもっとも簡単で効果的なのは支出の抑制

資産形成を単純に公式化すれば「(収入ー支出)×運用利率」となります。

「収入」「支出」「運用」という3つの要素が存在します。

この中でこと支出に関しては、運や環境、経歴や生い立ちといった要素に関わらず、誰でもコントロール可能です。

例えば、年間1,000万円の支出を700万円に減らすことは誰でもできます。

不要なモノを買わないとか、買うモノの価格を下げるとか、いらない保険やサブスクを見直すとか、ただ実践するだけのことです。

 

逆に、収入や運用利率を上げるのは簡単ではありません。

年収についてはどうでしょう。

通常、短期間で年収を500万円から1,000万円に上げるのは難しいです。

会社内でポジションが一気に上がるとか転職が成功するとか、そういうきっかけが必要です。

しかしこれは自分でコントロールできません。会社内や転職市場で他人から評価される必要があります。

例えポテンシャルがあっても、他人に評価されるか分かりません。

年功序列の会社員の場合は、収入を上げるにはただ待つ以外に手段がありません。

 

運用についてはどうでしょう。

例えばインデックスファンドをベースに株で運用している場合、平均で年利5~7%くらいの運用利率になると予想できます。

大きな額、例えば1,000万円を運用したとして期待運用益は50~70万円です。決して悪い数字ではないのですが、支出を減らした方が資産額へのインパクトが大きく、資産形成が捗ります。

運用益が資産額へのインパクトを与えるにはもっと大きな元手が必要です。

 

そして、収入と運用でどれだけ稼いだところで、支出には際限がないという最大の問題が待っています。

 

世の中には値段の高いものがいくらでも存在する

世の中には値段の高いものがいくらでもあります。

収入に合わせて支出を際限なく上げていくことが可能です。

例えば住宅や車はどうでしょうか。

・1億円の都心のマンション

・1,000万円の外車

上記のレベルであれば、一流企業のエリートさんや、夫婦で上場企業勤務の高収入世帯であればなんとか事足りるでしょう。

 

そこで満足がいかず、価格帯が上のモノを欲しがるとだんだん苦しくなってきます。

・都心の3億円のタワマン

・5,000万円の超高級車

このくらいの価格になるとエリートサラリーマン世帯でも生涯手取を全てをつぎ込まないと無理です。他の生活コストもあるので、現実的ではありません。

 

価格をさらに上げていくと、超高級不動産やプライベートジェットなど、数十億円を簡単に消費できるモノが存在します。

こうなってくると、収入が億単位の属性の人(大企業役員、医療法人経営、一部のスポーツ選手・芸能人)でも普通は買えません。

 

そこまで高単価なものでなくとも、積み重なればお金は足りなくなります。

数億の住居を買って、飛行機は毎回ファーストクラスに乗って、高級外車にブランド品に、などとやっていると億単位の年収の人でも資産が全く形成できません。

高収入で羽振りのいい著名人が破産したというニュースは誰しも一度は見たことがあると思います。

 

人生でモノはそこまで重要ではない

数十億円のモノをポンポン買えるのは、会社創業者などのビリオネアクラスのお金持ちだけでしょう。

フォーブスランキングに名前が載るようなそんな成功者は、一番の楽しみが仕事だったりします。

皮肉なものです。

 

一般人がお金でモノを買うには限界があります。

ですので、そもそも本当に必要なモノが何かを考えるべきなんでしょうね。

僕自身を顧みて考えれば、他人への見栄消費でないことは確かです。

価格が高いだけで中身の伴わない商品もたくさん見てきました。

某ブランドのベルトなど、ユニクロの十倍以上の値段で耐久力は数十分の1しかありませんでした。着用30回くらいで革が破れました。高級ブランドとは一体…

 

軸は自分がどう思うかであるべきで、他人からの羨望ではありません。

他人への見栄が減っても、自身の人生を生きるに当たってマイナスの影響は一切ありません。

街ですれ違う人がどんなブランドを身にまとっていようがどうでもいいことです。

それより自分が歩きやすい靴を履いているとか、動きやすい服を着ていることの方が大事なのでは。

そもそもモノがたくさんあれば思考が取っ散らかってしまうのが嫌なところです。

物欲に支配されずにコントロールできるようにしたいものです。

 

以上、た~とるでした。