た~とるの投資ライフ

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日経平均株価の買い場を見極める方法


こんにちは、サラリーマン投資家のた~とるです。

今日は日経平均の買い場を見極める方法について書こうと思います。

とても簡単な方法です。ネットで調べれば誰でも分かる情報を使います。

日経平均のPBRを見る

結論を言うと、日経平均のPBRで簡単に見分けがつきます。

日経平均のPBRが1倍程度まで落ちてきたら絶好の買い場となります。

インデックスを買う場合はもちろん、個別株を買う場合でもチャンスです。

個別株は、平均株価が下がるときは通常はつられてある程度下がりますので、日経平均PBRが1倍の水準のときは割安株がごろごろ転がっています。

 

過去の日経平均PBRの推移

リーマンショック以降の日経平均のPBRは大体0.8~1.5倍程度で推移しています。

そもそも、日経平均のPBR1倍割れというのは、リーマンショックから14年近くたった現在までの間に3回程度しか出現していません。

リーマンショック後~2009年3月の底値形成まで

・2012年の株価低迷期(アベノミクスまでの期間)

・2020年3月のコロナショック

 

いずれの時期も投資家にとってはかなり厳しい冬の時代でした。逆に言えば株価が安くてチャンスの時期だったわけです。

 

これ以外で日経平均が大きく下がったのは

・2015年のチャイナショック~2016年の米国トランプ大統領就任時

・2018年年末の株価急落

これら2点において、日経平均PBRが1倍に近づきました。それでも、明確に1倍を割れたというレベルまでは下がっていません。

日経平均PBR1倍というのは、数年に1回しか訪れない株の買い場というわけです。

 

PBRが1.0倍近辺まで下がれば絶好の買い場到来

日経平均PBR1倍よりもっと下がる可能性があるから」と、ほぼ下限と言えるPBR0.9倍割れまで待つとしても、0.93倍とかで株価が反発する可能性があります。

ですので、語弊を恐れずにおおざっぱに言うと、PBR1倍近辺まで日経平均が下がれば、余裕現金の大半を日本株にしてしまってもいいと思います。

この水準で買うのは機会損失を防ぐためです。

もちろんそこからさらに株価が下がることはあります。しかし底値はしれています。PBR1倍まで下がることすら、滅多に見ることのできないチャンスなわけですので、機会と見れば一気に投資した方が投資リターンはよくなると思います。

 

株価は、上がるときはどこまで上がるか見当がつかないことがあります。バブルですね。僕は、株の買いと売りでは、売りの時期を見計らうことの方が断然難しいと思います。下限は比較的分かりやすいです。

 

通常、下落相場では売りが売りを呼び、恐怖の心情でどんどん株を手放す人が増えていきます。市場では、株価の上昇スピードより下落スピードの方が圧倒的に早いです。

ですが、「さすがにこの額なら割安だろう」と市場の参加者の大半が売りをやめて買いに入る値があります。そこまで下がれば下げ止まります。それが日経平均PBR1倍程度の水準です。

企業の通常時の利益や資産価値から計算したときに、そこまで下がっていれば割安で、投資の実益が得られる可能性が高まるからです。

もちろんPBRの水準は多少前後はしますが。

 

株価がさらに下がって日経平均PBR1倍を明確に割り込むまで下がったときは、ボーナスステージと捉えていいと思います。余裕資金をできるだけ株に投入するリスクを負える人は、一気に資産を増やせる可能性も高いです。

 

簡単にできそうで、以外に難しい

この方法、口で言うには簡単なんですが実践は難しいです。

まず、投資機会の到来をひたすら待つ可能性が高いです。待機資金を抱えたまま数年待つ可能性もあります。そのまま株価が下がらずに投資機会を得られないこともあり得るでしょう。これは非常に辛いです。

そして、日経平均が下がった下がったで問題があります。それは株価が下がる中で買い向かう胆力が求められるということです。場合によっては含み損を抱えたままナンピンを続けなければならない可能性もあります。

 

株の世界では「損切が大事」という論調もあります。しかも投資している人の中では結構な割合でこの考えを持つ人が多いような気もします。(僕は損切はしませんが…)

日経平均PBRが1倍に近づくころには、「損切して撤退しろ」とか「落ちるナイフをつかむな」とか「今、株を買うやつは大馬鹿ものだ」とか、様々なネガティブ情報が出てきます。これらの意見をはねのけて株を買うのは、胆力も経験も自分の行動への自信も必要です。

 

日経平均PBR1倍割れが出現するのは大体、暴落と言われるような状況です。

例えばコロナショックの株価暴落の渦中で、家族や親せきに「株が安いからチャンスですよ!」なんて自信を持って言えた人は少ないと思います。

それでも株価がおおよその底値をつける水準と、そこから株価が回復するという過去の歴史とデータを確認しておけば、下落時に株を買い向かうことも少しは怖くなくなるはずです。ちなみに、僕は下落相場大好き人間です。

 

以上、た~とるでした。