た~とるの投資ライフ

「配当>生活費」達成済 / 株式投資・資産運用の思考整理と備忘録

株主優待についての独り言

こんにちは、サラリーマン投資家のた~とるです。

先日、証券会社のWEBサイトを開くと「2月の優待権利日まであと〇日!」のような表示がありました。

あわててクロス取引をしたのですが、株主優待には功罪あるなーと思っています。

 

まず、功の面から。

僕のようなクロス取引で優待銘柄にフリーライドしている層にとってはメリットしかありません。

クロス取引で優待ゲットし、チケットショップで売却。

もしくは、優待券をそのまま飲食などで使う。

家族で複数口座を持っていれば、それぞれの口座でクロス取引ができます。

4人家族で4口座とか持っていれば、優待券の売却だけで年数十万円の収入を得ることも可能です。

あ、一番得してるのはクロス取引の手数料を得る証券会社でしょうか。

 

次に罪の面。

バリュエーションを度外視した株価形成がなされるところでしょうか。

実利のある優待制度を設けている銘柄は人気があり、利益や純資産に対して株価が高くつく傾向にあります。

思うんですが、新規で株主になって保有し続けるメリットが薄い。

優待欲しさに「PER30倍、配当利回り1%」みたいな銘柄を買うと本末転倒になってしまします。

もっと割安で配当利回りの高い会社は世の中にたくさんあります。その配当金で好きなモノ買えますからね。

 

あと、優待銘柄だと数万人レベルの個人投資家が最小単位だけ保有している可能性もあるでしょう。

クオカード1枚のために、数万人分の配送関係とかの事務処理をこなしている会社があるかもしれません。

社会的なコストがすごいなあと。

その会社のプロパーの社員が全てをやってるわけではないでしょうが、なんか社会全体で見ると無駄な仕事に思えてしまいます。

 

優待をもらうと確かに嬉しいです。

ただ、社会的なコストを減らさないと、働いている人たちがしんどくならないかなーなんて思います。

ただでさえ人不足と言われ続けてますからね。

今後はもっと働き手が減りますし。

 

以上、た~とるでした。