た~とるの投資ライフ

「配当>生活費」達成済 / 株式投資・資産運用の思考整理と備忘録

投資歴14年の筆者の投資失敗談5選/中国高配当株

こんにちは、サラリーマン投資家のた~とるです。

反省と自戒をこめて、投資歴14年目の筆者の投資失敗談を書き残していきます。

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今回は3回目です。

中国高配当株

失敗談3回目は、現在進行形で保有中の中国株です。

僕は中国株を4銘柄保有しています。

いずれも高配当株で、4銘柄の配当利回りを平均すると年7%を超えています。

ですが、そのうち3つの銘柄が含み損を抱えています。

含み損3銘柄のうち2つは、為替を加味するとマイナスは大きくありません。

 

ところが1つの銘柄が大きなマイナスとなっていて、為替無しで見てもマイナス50%を超えています。

下がった理由は明白です。

純利益の減と、それに伴う減配です。

もともと配当性向が高い銘柄なのですが、収益が悪化して純利益が大幅減となりました。

配当性向は変わらずですが、純利益が下がったので大幅減配となりました。

株価は数か月ずるずると下がり続け、気づけばマイナス50%を超えてしまいました。

投資をしているとよくあるパターンです。(損切しない僕だけかもしれませんが)

 

僕の元々の想定では、利益が安定していて毎年7~8%の配当を得続けられるはずでした。

得られたキャッシュは再投資の原資にしたり市場全体が下がったときに投入する予備資金とする目的でした。

ところがマイナス50%のような含み損になると、下がった配当金で損を取り戻すだけで10年くらいかかってしまいます。

投資効率としては最悪です。

この銘柄は投資人生で過去最大の含み損をたたき出していてるので、投資判断の誤りだと思います。

そもそも財務や会社データなどの情報が多くなく、正常な投資判断ができないものに手をだしてしまったことが原因ですね。

 

ちなみに外国株は高配当の銘柄が多いです。

これは歴史的な企業の資本政策も背景にあると思います。

外国株では、利益が出たら大半を投資家に還元することが目的となっている会社が多いです。(本来は株式会社とはそういうものですが)

資本主義の権化であるアメリカもそうです。

事業の新規立ち上げや拡充のために借入で資金を調達し、儲けはほとんど株主に還元してしまう企業も多いです。

借り入れが大きいため、ROEも高くなります。

 

日本株は、グローバル化の波に逆らえず、近年はコンプラや株主を重視した政策をとってきています。

しかし、過去には、関連企業同士での株の持ち合いや低配当など、株主軽視の資本政策をとっている企業が少なくありませんでした。

株に関連する様々な本を読んでいると、日本企業の過去の低配当政策は株主軽視であり投資家にとっては低配当株への投資が悪手に見えてしまいます。

そのため僕は高配当に惹かれるのですが、配当性向が高い株の減配は株価へのマイナスの反応が大きいため注意が必要です。

注意と言っても未来が読めないのが難しいです。

適度な分散投資でリスクを散らすのが一旦の対応策になるかと思います。

 

以上、た~とるでした。