筆者の投資失敗談5選/利確できなかった株
こんにちは、サラリーマン投資家のた~とるです。
反省と自戒をこめて、投資歴15年目に入った筆者の投資失敗談を書き残していきます。
以前までに第1回~3回を書いています。
第1回の投稿から既に3か月経ってしまいました…
今回は第4回目です。
利確できなかった株
利益確定は投資で最も大事なことの1つだと思っています。
利食い千人力なんて格言もありますね。
僕自身、株価が上昇しても利益確定できず、株価が元に戻ってしまったことは何度も経験しています。
その中で特に記憶に残っているものが2つあります。
1つは、アベノミクス初期の頃、半年かけて買値から倍に上昇した株です。
その株、当時ポートフォリオの主力で、純資産の15%くらいを集中させていました。
買値から倍に上がってもまだ安いと思い、ずっとホールドしていました。
算出した理論株価との乖離があることや過去の利益と株価水準から考えると、まだかなりの割安であると考えたからです。
しかし、株価は上がらず、そのうち元の買値に戻ってしまいました。
買値の水準だとPER5~6倍くらいでしたが、数年かけて利益も下がっていき、PERも9~10倍まで上昇する形となってしまいました。
株価はその後もずっと低迷し、日経平均などのベンチマークに大いに劣る結果となりました。
もう一つは、過去最高益の収益予測が出て急に動意づいた株で、短期間で3倍になったものです。
これも、利益確定できませんでした。
理由は一つ目の株と全く同じです。
その株も、一時的な収益に対する市場の期待が萎んでいくと、買値に戻ってしまいました。
この2つの株は、上昇前の買値ベースでも、当時のポートフォリオの20%は占めていたと思います。
利益確定の機会を失い、投資パフォーマンスを大いに落とすことになりました。
反省点:理論株価にとらわれて部分的に利益確定することができなかった
僕は定量分析で算出した価値を元に株の売買をしています。
理論株価を100としたら、60で買い、85くらいから部分売却を始め、100まで上がれば全て売る、というような感じです。(あくまでイメージですが。)
当然予想どおりに行くわけではありません。
上記2つの株についても、部分的に利益確定できていれば、投資成績は多少上振れできたと思います。
(反省と自戒のため、PCの起動時に「利食い千人力」と書いたメモを表示させるようにしていたことがあります。)
とはいっても、「持っていたらもっと上がってた」という株も多いもの。
僕の感覚では、買値は理解しやすいのですが、売りのタイミングは本当に難しいです。
どう考えても割高な株もたくさんあります。そしてさらに値上がりしていきます。
経験からの暗黙知でベターな売値の解が出せればいいのですが、どうも上手くいきません。
売りは本当に難しい。
まだまだ経験値不足ということでしょうか。
以上、た~とるでした。