た~とるの投資ライフ

「配当>生活費」達成済 / 株式投資・資産運用の思考整理と備忘録

投資マインドを備えよう/自分で考える投資家になる

こんにちは、サラリーマン投資家のた~とるです。

僕が投資で最も大事だと思っているマインドが以下の2つです。

・「合理的に考えること」

・「自分で考えること」

合理的に考えることについては、以前に私見を書いています。

investsnowball.hatenablog.com

 

investsnowball.hatenablog.com

今回は、同じくらい重要な「自分で考えること」について考察します。

 

他人の意見はあくまでも参考

皆さんは、買い物のときに人の価値観を優先されますでしょうか??

状況にもよりますが、人の意見は参考程度に聞くだけのことが多いと思います。

その人にとって必要なモノは、その人にしか分かりませんからね。

服を買うときのことを考えてみましょう。

他人から「あなたにはネイビーのジャケットが似合うよ」と言われたとしましょう。

確かに、他人から見れば、色味はネイビーが似合うかもしれません。

しかし、すでにネイビージャケットを10着も持っていたら、「これ以上いらないよ」となります。代わりにグレーのジャケットを買う方がコーディネートの役に立つでしょうね。

 

買い物のときは自分の判断基準となる「物差し」がありますよね。

そして、自分がどうすればよいかは、最終的には自分で考えます

 

では、投資や資産運用のときはどうでしょうか?

自分の「物差し」はありますか?自分で考えていけるでしょうか?

既に自分で考えて投資をしている方は、その投資手法やスタイルを続けていくのが良い結果につながると思います。結果が出なくても、自分で考えながら修正していくことができます。そのたびに知識や判断力が磨かれていきます。

 

ですが、何も考えることができないとどうなるでしょうか。

例えば、以下のようなケースを見聞きしたことはありませんか?

・Aさんが勧める〇〇社の株を買ってみた

・証券会社の営業に勧められるままに、おすすめされた投資信託を買ってみた

・テレビで芸能人が〇〇という投資商品を買っていると聞いた

・最近株価が上がってるらしい。みんな株を買ってるらしい

 

これらはよくある例にしかすぎませんが、「自分で考える」という、投資で最も大事な過程が抜け落ちる危険があります。そして、どうなるかは明白です。

ここでは、「Aさんが勧める〇〇社の株を買ってみた」について考察してみます。

 

Aさんが勧める〇〇社の株を買ってみた

投資では、「人が勧める株を買うこともある」という方もいると思います。

・有名な評論家が勧めている

・雑誌で紹介されていた

・有望株としてSNSで拡散されてきた

・人気ブロガーがブログで記事にしていた

このような株がなんとなく魅力的に見えることもあると思います。実際、実績のある投資家の方が流している情報なら、その銘柄の有望性は高いかもしれませんね。

 

しかし、その株について買うとしても、「自分で考えること」は必ず行いましょう。

短期勝負でも、中長期保有でも、その株を持つなら、上昇も下落もどちらもあり得る話です。そして、本来は自分で判断することを他人任せにしてしまう危険があります。

 

・株価上がったよ!(この後どうしたらいいの、売るの?持っておくの?)

 →Aさんに聞かなきゃ!

 

・株価が下がってるよ!!(この後どうしたらいいの、売るの?持っておくの?)

 →含み損が10万も出てるよ、マジで不安なんだけど。Aさんに聞かなきゃ!!!

 

自分で考えない限り、判断基準がAさんのままです。Aさんの判断が無いと何も分かりません。

この「Aさん」には、いろんな属性の人を代入することができます。「テレビで見た偉い人」「証券会社の営業の人」「有名な投資インフルエンサー」「月間10万PVの株ブロガー」など。

 

そもそも、このAさんが正しいかは分かりません。どんな歴戦の投資家でも失敗するときはあります。また、有名なインフルエンサーだけれども、投資実績は実はほとんどない、みたいな人もいます。

 

さて、「テレビで見た偉い人」に、「〇〇社の株をどうしたらいいか」を聞いたところで、いちいち回答してくれるでしょうか?

普通に考えたら分かりますが、回答はくれません。また、こんな発言1つで責任がどうとかいうことはありません。当然ながら買った人の自己責任ですよね。

 

得体の知れない「株」やら「証券」が対象物なので、自分の判断を他人のせいにしても許されがちな風潮があります。

しかし、これはとても危険なことです。投資の失敗を他人のせいにしても、損失が無かったことになるわけではありません。それに、投資がうまくいったとしても、他人の判断に乗っかっただけでは、自分の経験値になりません。今後も投資の際にはAさんの判断に依存する状態が続きます。当然、長期の投資戦略としては使えないわけです。

 

まとめ

「投資」となるとなかなか自分で判断がつかない方が多いと思います。投資には慣れが必要です。知識と実践の積み上げが大事です。勉強をしたり、自分で考えることが欠かせません。

 

実は、マネーリテラシーの高い人には共通項があります。

「近視眼的ではない」「お金の勉強に積極的」「しっかり計画や調査をする」などの特性です。これを俯瞰的に見ると、「自分で考える」ということの重要性が見出せませす。

働いて苦労して得たお金です。投資をする際は、是非、自分の頭で考えていきましょう。人がお勧めするものでも構いませんが、投資をする前に一歩立ち止まって考える時間を持ちましょう。それだけでも全然違うと思います。

 

以上、た~とるでした。